鍋割山(なべわりやま)は、丹沢国定公園に含まれ、丹沢山地の南部にそびえる標高1273mの山である。山頂は明るく広く平で、南から北西にかけて眺望が開け、晴れた日には裾野を広げた富士山が見える。 塔ノ岳(とうのだけ)は丹沢山地の南側にある標高1491mの山である。丹沢修験の要であり御塔、尊仏山(そんぶつさん)等の呼称を持つ。中近世には近郊農村の雨乞いの場として、あるいは露天賭博と場として賑わった。かつて山頂にはお塔と呼ばれ信仰されていた尊仏岩という大きな岩があったが ・・・地震で落ちてなくなったそうだ。首都圏に近く交通の便がよいためたくさんの登山者が訪れる。
三ノ塔付近から見る塔ノ岳と鍋割山 | 大きな地図で見る |
歩行距離 | 17.6km |
所要時間 | 7時間20分 |
累積標高差 | (+) 1596m (-) 1596m |
コース | 大倉バス停09:10 → 後沢乗越11:40 → 鍋割山12:15 → 塔ノ岳14:35 → 花立山荘15:15 → 大倉バス停16:30 |
間もなく8年間過ごした東京を去る。丹沢や奥多摩の山々にもよく登ったものだ。東京都や神奈川県にこのような山があるとは、こちらに来るまで思って見なかった。今回丹沢の山の登り納めとして、先輩と若者3人と自分の計5名で、鍋割山に登ることにする。鍋割山山頂には、鍋割山荘があり具だくさんの鍋焼きうどんが有名だ。小屋の主人は、100kg以上の歩荷したことがあるという。
小田急線渋沢駅で下車、バスで大倉に向かう。09:10大倉バス停から舗装道の西山林道を歩いて行く。10:30二俣を通過。林道終点には、水道水を入れた大きいペットボトルがたくさん置いてある。その傍にボランティア精神旺盛で体力に余裕のある人は、鍋割山荘まで運んで欲しいと書いてある。これまで丹沢や奥多摩の山登りで鍛えたので、もちろん体力には余裕がある。今日は1本ザックに入れて運ぶことにする。2.5kgもあるだろうか。今回は、会社の同じ部署のフィリピン人の同僚を誘った。このまえ同じ丹沢の大山に登ったが、遅れることなく難なくついて来た。ヒィリピンンでは山登りをする習慣がなく、山に登れば危険だとのこと。休日でもあり沢山の登山者と一緒だ。林道終点から登山道に入り、階段の急登が始まる。若者3人は元気がよく活気がある。杉林の急登を登っていく、やがて周囲は自然林の林に変わる。ヤマホタルブクロが咲いている。後沢乗越を経て、12:15鍋割山山頂(1272.5mに達する。担いできたペットボトルを小屋に渡す。山頂は、登山者でいっぱいだ。沢山の人が鍋焼きうどんを食べている。我々も食べようということになり。1人900円を払い注文する。野菜のテンプラが入ってボリューム万点で美味しい。少しガスがかかり眺望がなくなってくる。
先輩の提案で、塔ノ岳まで足を延そうということになり、快適なブナ林の稜線を歩いて行く。豊かな自然だ。左に檜洞丸、蛭ヶ岳の稜線が見えてくる。14:35塔ノ岳山頂に達する。少し晴れ間がみえるが、雲が低くたちこめ富士山や周辺の山々の山頂はよく見えない。思えば塔ノ岳登頂はこれで4回目となる。何回登ってもいい山だ。
そのうち少し晴れてきて、檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山が見えてくる。14:55大倉尾根方向へ下山開始。木製階段を下っていく。16:30無事大倉バス停に帰着する。このあと若者の提案で、近くに美味しい焼肉屋があるのでそこで反省会をする。会社勤務での最後の山行、思い出に残る楽しい1日であった。
大倉バス停から登山口に向かう。 |
丹沢の山々を見る。 |
二俣に向かう。 |
西山林道を行く。 |
深い森 |
二俣(鍋割山と塔ノ岳の分岐点)に達する。 |
二俣にて |
鍋割山方向に進む。 |
さらに林道を進む。 |
林道終点に置いてある水のペットボトル・1本担ぎ上げることにする。 |
エイオー! |
急登になる。きつい!! |
ホタルブクロ |
登山道はさらに傾斜を増す。 |
ばててくる・・。 |
鍋割山山頂(1272.5m)に到着する。 |
鍋焼きうどんを食べたあと記念撮影 |
鍋割山からの眺望 |
相談の上鍋割山から塔ノ岳に向かうことにする。 |
・・・ |
↑ 印象に残る木 蛭ヶ岳を見る。→ |
ブナの森を行く。 |
塔ノ岳山頂(1491m)に到着する。ヤッター!! |
ガオー!! |
塔ノ岳山頂 |
塔ノ岳山頂 |
塔ノ岳山頂西側の眺望 塔ノ岳山頂北側の眺望・蛭ヶ岳を見る。 |
← 塔ノ岳山頂にある尊仏山荘 ← シモツケソウ ↑ 急坂の木製階段を下る。 |
長大な大倉尾根を下る。 |
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